読んだ本 感想メモ
研究とは全く関係ありません。ただの感想です。最近読んだものは上に継ぎ足しています(概ね古いものが下)。そのときどきでマイブームがあります。
- 「物語 フランス革命」 安達正勝 中公新書
- 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 三宅香帆 集英社新書
明治以降の日本人と読書の関係を辿りながら、そこには労働環境の変遷が強く現れている。読書の位置づけも「修養」→「娯楽」と来て、今は「ノイズ」か。本書で言うようにそのノイズを楽しむのが読書。 - 「古代アテネ旅行ガイド」 フィリップ・マティザック 安原和見訳 ちくま学芸文庫
- 「アーロン収容所」 会田雄次 中公新書
- 「グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船」 高野 史緒 ハヤカワ文庫
- 「霜の朝」 藤沢周平 新潮文庫
久しぶりに藤沢周平を読んだ。やっぱりいい。短編集。海坂藩の侍の話は少なくて江戸の町民が主役の話がメイン。派手な剣戟はないが、それはそれでいい。 - 「物語 バルト三国の歴史」 志摩園子 中公新書
エストニア、ラトビア、リトアニアの歴史。バルト海東岸は東西交易路上にあって中世から重要な地域。故に土着の民は常にバルト海の覇権争いに翻弄された。 - 「紙の動物園(ケン・リュウ短篇傑作集1)」 ケン・リュウ ハヤカワ文庫
- 「李陵・山月記」 中島敦 新潮文庫
- 「サリンジャー: 伝説の半生、謎の隠遁生活」 森川展男 中公新書
結局、サリンジャーに対する一番の興味って、なぜ彼は世間から姿を消したのかという疑問に尽きる。この本はその隠遁の謎について挑んだもの。本人が口を閉ざしている以上、本当のところは分からないし、導かれる結論もあっと驚くようなものではないが、作品に基づく考察は面白かった。インチキ(phony)な世界に対する無垢(innocent)な存在というのが重要な鍵となる。
しかし、映画「フィールド・オブ・ドリームス」がサリンジャーと関係があったとは知らなかった。正確に言うと原作小説の「シューレス・ジョー」がサリンジャーを真っ向から取り扱っているらしい。映画では架空の作家に置き換えられている。
サリンジャーの死後、いろいろな資料が発掘されて詳しい評伝が出ているが、この本が書かれたのはまだサリンジャーが生きていた90年代。それらの研究成果を反映していない。サリンジャーマニアのスラウェンスキーが書いた「サリンジャー 生涯91年の真実」という本が決定版らしい。今度買って読んでみよう。 - 「フラニーとズーイ」 J. D. サリンジャー 新潮文庫
- 「人類の起源」 篠田謙一 中公新書
- 「闇の左手」 アーシュラ・K・ル=グウィン 小尾芙佐 ハヤカワ文庫
- 「Carver's dozen」 レイモンド・カーヴァー 村上春樹訳 中公文庫
レイモンド・カーヴァーという作家は全く知らず、5年前にブックオフオンラインでなんとなく買った本。村上春樹の訳、何だこのタイトルと思ったのを覚えている。その後、本棚の奥ですっかり忘れ去られていた。数年前に国際線の飛行機の中で見た「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」という映画の中の劇中劇がカーヴァーの作品で、そういえば、と買った本のことを思い出し、カーヴァーという作家が自分の中でつながった。今回、やっとこの本を読んだわけだけどとてもよかった。短編ごとについている村上春樹の解説もよかった。 - 「メルニボネの皇子」 マイケル・ムアコック 井辻朱美訳 ハヤカワ文庫
「メルニボネの皇子」と「真珠の砦」が収録 - 「オリバー・ツイスト(上)(下)」 チャールズ・ディケンズ 新潮文庫
前半、孤児オリバーがこれでもかと過酷な状況に陥るのが辛かった。皮肉とユーモアを交えながら周辺人物を細部まで描く。不思議と善人より悪党のほうが人間的に面白い。悪党の描写になるとディケンズの筆が乗りまくる。 - 「ろまん燈籠」 太宰治 新潮文庫
- 「本は眺めたり触ったりが楽しい」 青山南 ちくま文庫
SNSで話題だったので買って読んでみた。面白い。積ん読も拾い読みも立派な読書なのか。本棚に未読の本だらけの身としては勇気づけられる。エッセイなのに最後に索引がついているのは、読者が拾い読みできるようにとの著者の配慮か。 - 「人間失格」太宰治 新潮文庫
とても痛々しい苦しみに満ちた人生。架空の話ではなく太宰の経験が元になっているからなおさらつらい。太宰は人間失格の連載第1回が雑誌に掲載されてまもなく死んだ。 - 「近代日本暗殺史」筒井清忠 PHP新書
- 「縄文 土器・土偶」井口直司 角川ソフィア文庫
最近、日本の古代にはまっている。縄文土器。現代日本人と隔絶したデザインといい、妖しさといい、実用性を全く無視した装飾といい、意味の不明さ具合がとてもいい。かなり高度な粘土加工。土器づくりの技術が高かったことが分かる。 - 「縄文vs. 弥生」 設楽博己 ちくま新書
とても面白かった。縄文の人々の暮らしを科学的な証拠に基づいて描き出している。炭素14の年代測定は有名だが、ストロンチウムの同位体比から食べていたのが海のものか山のものかが分かるのか。土器に残った小さな圧痕から米か雑穀かも分かるそうだ。すごい。 - 「古代史のテクノロジー 日本の基礎はこうしてつくられた」 長野正孝 PHP新書
- 「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」 みうらじゅん、リリー・フランキー 新潮文庫
二人のしよもない話の中に深いものがある。こんなんでいいのかと読んでいると気が楽になる。 - 「精神の生態学へ 上」 グレゴリー・ベイトソン 岩波文庫
正直半分も理解できてないけど面白かった。この人すごい。今なら人工知能の話とかにも繋がる内容だ。あまりに先駆的過ぎて大学に職が無かったのもよく分かる。要するに社会というのは心と心の相互作用によって成り立っているシステムなのであり、そのシステムを支配する一般的な法則を探そうというのが著者のやりたいことだと分かった。そういう意味で自然現象を記述する方程式を探そうという物理学者の営みと同じ。比喩として工学的なシステムが頻繁に出てくる。 - 「ハーバード式「超」効率仕事術」 ロバート・C・ポーゼン 関美和 訳 早川書房
- 「スタンド・バイ・ミー」スティーヴン・キング 山田順子訳 新潮文庫
表題作と「マンハッタン奇譚クラブ」が収められている。スタンド・バイ・ミーの方は映画を見ていたのであらすじは分かっていたが、読後感は映画とはだいぶ違った。マンハッタンの方は全く予備知識なしで読んだのでどこに向かうか分からず楽しめた。
キング自身の端書きも掲載されていて面白い。この本は短編にしては長すぎるが長編とするには短すぎる「中編」4つを集めたものらしい。物語を春夏秋冬と並べ、タイトルをDifferent Seasonsとした。邦題の副題が「恐怖の四季」となっているのは端書きのキングと編集者のやり取りを受けての訳者の洒落か?
訳者があとがきに書いているが、日本語訳の出版がちょうど映画の公開に重なったため、スタンド・バイ・ミーを本のタイトルとしたようだ。長さの関係で邦訳では秋冬と春夏で2冊に分けたことも書かれている。ちなみに春に相当する「刑務所のリタ・ヘイワース」は映画「ショーシャンクの空に」の原作。 - 「理想の職場マネージメント~一軍監督の仕事~」高津臣吾 光文社新書
野球ファンというわけではないけれどプロ野球の監督が書いた本って好きなんですよ。勉強になるから。組織運営とか、人材育成とか、ヒントになることが書いてある。昔読んだ「野村ノート」も面白かった。しかし、Amazonの書評はボロクソに書かれているな。スポーツの監督は外野からやいやい言われる。いちいち気にしていたら始まらない。結果で示すしかないのがプロの世界。 - 「物語 アメリカの歴史」猿谷要 中公新書
単なる解説ではなく、猿谷要先生の米に対する想いが伝わってきた。現代の視点から見れば、アメリカの歴史はその始まりから称賛できるようなものではなく、インディアンや黒人奴隷といった闇を伴ったものであった。その歴史の激しさは日本人にはちょっと想像できないものである。闇の歴史遺産を抱えながらも自らを告発し変わろうとするのがアメリカの民主主義の唯一の救いである。 - 「罪と罰 下」フョードル・ドストエフスキー 工藤精一郎 訳 新潮文庫
- 「罪と罰 上」フョードル・ドストエフスキー 工藤精一郎 訳 新潮文庫
- 「海流のなかの島々 下」アーネスト・ヘミングウェイ 新潮文庫
- 「海流のなかの島々 上」アーネスト・ヘミングウェイ 新潮文庫
- 「カラマーゾフの兄弟 5」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
- 「カラマーゾフの兄弟 4」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
- 「カラマーゾフの兄弟 3」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
- 「カラマーゾフの兄弟 2」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
イワンの「大審問官」とゾシマ長老の教えが、この巻の中心。 - 「タモリ学」戸部田誠 文庫ぎんが堂
タモリというのは、単に芸人と呼ぶにはなにか違う。タモリとは「なりすまし」とは言い得て妙。 - 「ロシア革命史 社会思想史的研究」猪木正道 角川ソフィア文庫
単なる歴史の流れではなく、なぜ、ロシアで革命が起きたのか、レーニンの思想的転換とはどこにあったのか、といったことが分かった。 - 「カラマーゾフの兄弟 1」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
再読。さすがに2度目になるとあらすじが分かっているので登場人物たちの台詞や行動の重要性が分かる。 - 「カラマーゾフの兄弟 4」フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫
何年も前(10年以上前か)に読みかけになっていた4巻を読む。真犯人が分かったところで読むのをやめてしまっていた。もう、登場人物のこととか、ここまでのいろいろな事件をすっかり忘れてしまってよく分からなくなっている。最終巻の5巻「エピローグ」を読む前にもう一度1巻から読み直さないとだめか。 - 「物語ウクライナの歴史」黒川祐次 中公新書
ロシア史の一部として扱われる事物をウクライナの観点から見るとこうも違うものかと認識させられる。広大な辺境に逃れて自由を求めた人々がコサックとなったわけで非常に興味深い。限られた島国の中に住んでいる日本人とは全く違う感覚があると思う。また、ウクライナの中でドニエプル川というのが重要な境界となっており、右岸と左岸では違う文化が育った。 - 「ロシア・ロマノフ王朝の大地」 土肥恒之 講談社学術文庫 興亡の世界史
この講談社学術文庫の興亡の世界史シリーズ、切り口がなかなかいい。 - 「新選組始末記」子母澤寛 中公文庫
新選組ものの小説とかに多大な影響を与えた古典。司馬遼太郎の「新選組血風録」とかのエピソードもたくさん出てくる。ああ、あの元ネタはこれかというのが分かる。まだ新選組を直接知っていた人が生きていた時代に聞き込みして書かれた本なので結構生々しい。 - 「地上から消えた動物」ロバート・シルヴァーバーグ ハヤカワ文庫
絶滅動物の物語。ドードやクアッガやリョウコウバトなど、こういう話は読むとやはり悲しくなるし寂しくなる。また、人間の行いの愚かさも痛感する。一方でバッファローなど絶滅寸前までいって保護して復活させた少ないながら成功した例もあり希望は感じた。 - 「LISTEN ー 知性豊かで創造力がある人になれる」ケイト・マーフィ 日経BP
聞くことの大切さについてこれでもかというくらい論じた本。内容は各方面の「聞くプロ」に著者がインタビューして得たことをまとめている。著者もまた聞くことのプロ。内容が具体的なところがよかった。しかし、電子版で読んだので分からなかったが、紙で500ページもあったのか。長かった。 - 「外務省革新派」戸部良一 中公新書
外務省の中にも英米と対立し世界新秩序を唱えたグループがいた。しばしば軍部以上の強硬論を吐いた。その革新派の中心人物である白鳥敏夫が本書の主人公であると言っていい。それにしても満州事変がいかに全てを変えてしまったことか。 - 「雪国」川端康成 新潮文庫
あまりに有名すぎて読む気がせず、これまで読んでいなかったので読んでみた。作者は説明を端折るため、かなり行間を読む能力が試され、分からない点が多々あった。巻末の注釈がなかったらもっと分からなかったかも。文体は美しい。 - 「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ ハヤカワ文庫
有名なアガサ・クリスティのミステリーの古典的名作。なるほど。閉鎖空間に集められた男女が非現実的な状況に置かれ1人ずつ殺されていく。お互い疑心暗鬼になっていく。人狼ゲームものの元祖か。 - 「オリエント急行の殺人」アガサ・クリスティ 創元推理文庫
登場人物が国際色豊かで面白い。登場人物たちはどうやらフランス語を使っている状況が多いようだ。フランス語を喋れないので英語を使ってやった的なシチュエーションが結構出てくる。 - 「要約すると」サマセット・モーム 中村能三訳 新潮文庫
作家モームの自伝的回想録。とにかく一筋縄ではいかない人物。人間に対する飽くなき関心。昆虫学者のように人間の類型を収集しているように見える。若い頃にやった医者も中年で従事した諜報活動も全ては小説のネタのためだったかと思えてくるほど。内容は、生い立ちに始まり、文学、小説、戯曲、哲学と多岐にわたる。関心は科学にも及びシュレーディンガーとかプランクとか物理学者の名前が出てくるのに驚く。 - 「豊饒の海 - 天人五衰」三島由紀夫 新潮文庫
最終巻。ラストはかなり不可解。老いた本多は醜く描かれる。個人的には、絶妙のバランス感覚と直感力を持った久松慶子がよかった。透との対決は見もの。「天使殺し」をやってのけた。 - 「豊饒の海 - 暁の寺」三島由紀夫 新潮文庫
「豊饒の海」3巻目。やっと読み終わった。物語の起承転結の転に当たるらしいが、確かに話がガラッと変わり、だいぶ倒錯したものに。途中、思想史における輪廻転生説とか、仏教の阿頼耶識の説明とかが延々と出てくるが、難しくてさっぱり分からなかった。 - 「狙撃の科学」かのよしのり サイエンス・アイ新書
兵士かハンターにでもならなければ全く必要のない知識。結構面白い。すべてのページに図があり素人にも分かりやすい。狙撃は一発目で外したら終わり。2発目はないので自動銃を使う意味がなく信頼性の高いボルトアクションの方がいいとか、弾のばらつきを抑えるため自分で火薬を薬莢に詰めるとか。 - 「豊饒の海 - 奔馬」三島由紀夫 新潮文庫
やっと物語が動き出したような気がする。しかし、前知識なしで読み始めたが、これ転生モノだったのか。1巻の「春の雪」はそのための仕込みだったか。 - 「日本文化の核心」松岡正剛 講談社現代新書
話がかなり多岐に渡っているのと著者の膨大な知識の集積の上に書かれた本なので一度読んで全てを理解するのは難しいが、日本文化の重要な部分にデュアリティがあるというのは納得した。 - 「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦 角川文庫
テレビで映画が放映された時に何気なく見てしまったけど、作者は「夜は短し歩けよ乙女」と同じだったのか。映画見る前に読みたかった。なんとも不思議な話。ちょっと気になったのは、主人公のお父さんは何者なのか。息子へのアドバイスといい只者ではない。理論物理学者のような雰囲気があるが、会社員らしい。正確には何をやっている人か謎。フランスに3週間も出張してるし。 - 「新板 日中戦争」臼井勝美 中公新書
日中戦争の経過を読むといつも思うが、近衛文麿と広田弘毅の行動にかなり責任がある。盧溝橋事件のあとの対応で現地では収束に向かっていたのに政府がそれに乗じて増派して拡大する。満州事変や熱河作戦で不拡大方針の中央に対して現地部隊が暴走したのと真逆の関係。もし、このあとの太平洋戦争にまで至る悲劇を避ける分岐点があったとすれば、まさにこのあたりだと思う。 - 「核セキュリティの基礎知識」木村直人 日本電気協会新聞部
核セキュリティだけではなく、保障措置とか、IAEAとかのことを解説してくれている良書。こういったことを一般向けに解説してくれている本はなかなかない。 - 「大元帥 昭和天皇」山田朗 新日本出版社
昭和天皇の戦争指導というタブーに切り込んだ本。最高司令官としての昭和天皇の全く違う側面が見えてくる。天皇を中心に据えて事象を見直してみると不可解だったことにいろいろ説明がつく。 - 「東條英機と天皇の時代」保阪正康 ちくま文庫
東条英機を軸に戦前戦中史を綴った本。厚くて読み応えがあった。よく言われるように東条英機は謹直なだけで視野が狭く小心な人物。本書もそういったエピソードがたくさん出てくる。本来なら大出世するような器ではなかった。それが二・二六事件をきっかけに軍中央で出世して陸軍大臣はおろか首相にまでなってしまう。しかし、大局観や思想を持たない東條が日米交渉や対米戦を指導するなどということは無理な話だった。それは東條にとっても日本にとっても悲劇だった。とはいえ、東條一人に全ての責任を押し付けるのは無理がある。統帥権など当時の政治システム上の問題の方が大きい。本書の言うように明治の建国から内包した矛盾が噴出した。東京裁判をやる際にアメリカは日本の複雑な政治機構を理解するのにかなり苦労したらしいが、現代日本人にとってもかなり理解が難しい。 - 「昭和の参謀」前田啓介 講談社現代新書
7人の参謀について戦中だけでなく戦後にも焦点を当てた本。石原莞爾、辻政信、瀬島龍三の戦後は多少知っていたが、池田純久、八原博通は人物も含めて全然知らなかったので勉強になった。しかし、辻政信の戦後の人気というのはそんなにすごいものだったのか。 - 「大本営参謀の情報戦記」堀栄三 文春文庫
著者は戦時中、情報の分析から米軍の攻撃を正確に予測しマッカーサー参謀の渾名で呼ばれた。しかし、その情報も大本営の作戦に生かされることはなかった。いろいろ考えさせられる。40年間沈黙していたが、保阪正康氏の度重なる説得で筆を執った。 - 「祖父東條英機「一切語るなかれ」」東條由布子 文春文庫
著者は東條英機の孫。書簡や親族のみ知るエピソードから東條英機の知られざる側面が描かれる。戦犯の家族が戦後受けた仕打ちなどこれまであまり語られなかった内容が書かれている。ただ、やや冗長ではある。 - 「零戦 その誕生と栄光の記録」 堀越二郎 角川文庫
設計者自らが書いた零戦開発の記録。理系なら絶対面白い。仕様を満たすため制約条件の下で解を探す。ちなみに零戦のテストパイロットの一人が東工大出身らしい。 - 「黄金を抱いて翔べ」髙村薫 新潮文庫
銀行から金塊を強奪という古典的なテーマながらルパン三世的な明るさはない。その陰鬱なトーンは、読んでいる最中は気が滅入って途中でやめようかと思ったが、不思議なことに読み終わってみるとなぜかもう一度読んでみようかという気にさせる。最後500個の金の延板を鞄に詰めてくたくたになるシーンは、実験室で汗だくになって60個の鉛ブロックを積み上げたのを思い出した。 - 「代表制民主主義はなぜ失敗したのか」 藤井達夫 集英社新書
民主主義=代表制、選挙ではない、という話から始まり、現在の危機的状況、またその打開策が述べられる。なぜ、戦後55年体制化で代表制民主主義がそれなりに機能したか、分かったような気がする。古代アテネでは選挙ではなくくじ引きで決めたらしい。究極のアマチュアリズムだ。 - 「誰も語らなかったジブリを語ろう」 押井守 東京ニュース通信社
この本、面白すぎる。面白すぎて一気に読んでしまった。宮崎駿監督の映画は常々、監督の抱える矛盾が各所で噴出していると思っていたんだけど、宮崎駿を個人的にも良く知る押井守氏が鋭く分析してくれる。私は宮崎アニメで一番好きなのはラピュタなのだが、氏も一番良くできているのはラピュタと言っていてやはりそうかと思った。 - 「笹まくら」 丸谷才一 新潮文庫
数年前に一度読んだのだが、また読みたくなった。主人公は戦中、徴兵忌避者だった男。今は私立大学の事務職員として平凡な日々を送っている。現在と過去の回想が交錯する。行間も開けずにいきなり過去の回想に飛ぶのだが、主人公の心理の流れとともに違和感なく繋いでいて上手い。自由になった戦後の生活より、日本中を逃げ回っていた戦中の方が生きているという充実感があったという皮肉。 - 「獣の奏者」 上橋菜穂子 講談社文庫
3,4巻を読もうと思いつつも何年も積ん読になっていた。1,2巻(闘蛇編、王獣編)の内容をすっかり忘れてしまい、意を決して1,2巻から再読。続けて3,4巻(探究編、完結編)も読んだ。あとがきの作者の言葉が印象的。「物語は、あるとき突然、作者の思惑を超えて動き出すことがあります。… なぜ、こんなものが自分の中から生まれてくるのだろうと思いながら書く― そういう奇妙な経験をすることがあるのです」 - 「敦煌」 井上靖 新潮文庫
前に読んだのは学生の時か。30数年ぶりにふと再び読みたくなって読んだ。出だしと経典を洞窟に隠すこと以外は全く覚えていなかった。改めて読み直すと登場人物が魅力的。ひ弱なのに相手が怒ることを気にせず質問できる主人公。強いのか、馬鹿なのか。 - 「物語フィンランドの歴史」 石野裕子 中公新書
スウェーデンとロシアという強国にはさまれた地域がフィンランドというアイデンティを確立し独立するまで長い時間がかかった。 - 「大変化―経済学が教える二〇二〇年の日本と世界」竹中平蔵 PHP新書
- 「竹中平蔵―市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像」佐々木実 講談社文庫
- 「新しい国へ―美しい国へ 完全版」安倍晋三 文春新書
- 「政治家の覚悟」菅義偉 文春新書
- 「孤独の宰相―菅義偉とは何者だったのか」 柳沢高志 文藝春秋
- 「岸田ビジョン」岸田文雄 講談社+α新書
- 「実行力」橋下徹 PHP新書
- 「十字軍物語」 塩野七生 新潮文庫
たいてい十字軍の話というのは、その是非ばかりが話の中心になるが、この本は人間ドラマを描くことに専念している。全4巻で9回の十字軍を描く。第一次十字軍に参加した諸侯も今まで全然知らなかったけど皆えらく個性的だ。 - 「古代国家はいつ成立したか」 都出比呂志 岩波新書
- 「独ソ戦」 大木毅 岩波新書
史上最も凄惨な戦争、独ソ戦。ソ連側の死者数2700万人。ボリシェヴィキは滅ぼすべきというナチの世界観から東部戦線は西部戦線と異なり絶滅戦争となった。それ故に戦場でのソ連の報復もまた容赦のない苛烈なものに。 - 「官邸は今日も間違える」 千正康裕 新潮新書
元官僚の著者が、政策が作られていく仕組みを解説。かつての官僚主導から現在の官邸主導に大きく変わったことが強調される。中身はタイトルほど官邸主導を揶揄していなくて、とても真面目な本。 - 「アフガニスタンの診療所から」 中村哲 ちくま文庫
上からの国際協力ではなく現地の人々の視点で行う中村哲先生の姿勢が心を打つ。大国に翻弄され続けたアフガニスタン。中村先生の怒りが随所に。世間受けする派手な活動は却って人々を困らせる。現場の地道な活動の大切さ、忘れちゃいけない。 - 「ブルシット・ジョブの謎」 酒井隆史 講談社現代新書
誰でもあげろと言われればいくらでもあげられるクソどうでもいい仕事。個人的には茶番と呼んでいたが、こっちの方がネーミングセンスがいい。タイトルにひかれて買ったが、読んでみるとかなり深い本だった。社会学的、哲学的考察が面白くて、ネオリベラリズムと官僚制の意外な相性など、なるほどと思った。もともとブルシットジョブを最初に提唱したグレーバーという人の理論(著者が翻訳している)を解説するために書かれた本だが、ですます調の独特の言い回しに作者のユーモアを感じた。 - 「脳を司る「脳」」 毛内拡 講談社ブルーバックス
ニューロンだけでは脳は分からないという話。最近の研究からこれまであまり重要視されてなかったグリア細胞が重要な役割を担っていることが分かってきた。老廃物除去の話は聞いていたけど情報処理にも関与しているとは。まだ分からない謎がいっぱい。こういった研究から寝ないというのがいかに脳に悪いかよく分かる。脳の老廃物は寝ているときにしか効率よく除去されない。「寝ないでがんばる」というのが危険な行為としてもっと認識されていい。 - 「秀吉の出自と出世伝説」 渡邉大門 洋泉社 歴史新書
なるべく一次資料にあたり人間秀吉を浮かび上がらせようとした試み。面白かったので一気に読んでしまった。秀吉は農業だけではやっていけない百姓としても最底辺の家に生まれた。極貧の生活を生き抜くために薪売りや連雀商人やいろんなことをやらねばならなかった。容姿も醜い。そんな男が出世して成功し関白になったのは当時としてあり得ない奇跡。だが、最後までその出自に苦しめられた。 - 「星の王子さまの世界」 塚崎幹夫 中公新書
やはり単なるメルヘンではなくて当時のサンテグジュペリの苦しみが爆発したものなんだ。亡命先のアメリカから祖国フランスに何もできない焦り。行動の作家には耐えられなかった。執筆後に取った行動は王子さまそのもの。唐突な比喩も本書でなるほどと思った。 - 「山霧」 永井路子 文春文庫
25年前、大河ドラマで毛利元就をやっていた時。原作を読みたいと買った本。やっと読んだ。ドラマの中で尼子に包囲された元就が大演説を打ち兵を鼓舞して霧の中つっこんで行くシーンが印象的だったのだけどやはり原作にはないのね。好きなシーンではあるけど。 - 「狩猟始めました」 安藤啓一、上田泰正 ヤマケイ新書
自分が狩猟者になることはないと思うけど、狩猟、奥が深い。狩猟者になってはじめて見える自然がある。よい狩猟者になるには森と同化して森を感じないといけないんだ。 - 「人を動かす対話術」岡田 尊司 PHP新書
- 「沈みゆく大国 アメリカ 逃げ切れ!日本の医療」 堤未果 集英社新書
- 「沈みゆく大国 アメリカ」 堤未果 集英社新書
- 「いのちの車窓から」 星野源 角川
- 「ジョージ・オーウェル」 川端康雄 岩波新書
とても面白かった。「1984年」を読んだ時にはオーウェルのことをよく知らずガリガリの反共主義者と思ったが、どうもそう単純な人物ではない。とても不器用で繊細でやさしい男が傷つきながら実体験として得た経験が作品の土台になっている。 - 「ヒトラーの脱走兵」 對馬達雄 中公新書
一人の老いた元脱走兵の行動をきっかけに戦後も虐げられた脱走兵・戦時反逆者が復権するまで。戦後意図的に作られた「ナチスとは距離を置いていた軍司法官」というイメージが覆されていく。その過程に目が離せず、一気に読んでしまった。 - 「ヒトラーに抵抗した人々」 對馬達雄 中公新書
自らの道義心に基づいて命がけで行われた抵抗活動。しかし、ヒトラーの圧倒的支持の中、裏切り者扱いされ戦後もなかなか名誉が回復されなかったという。大モルトケの末裔も抵抗運動の中心となって処刑されているとは。全体像が掴めて勉強になった。 - 「白仏」 辻仁成 文春文庫
- 「鷲は舞い降りた」ジャック・ヒギンズ 早川文庫
- 「美貌のひと2」 中野京子 PHP新書
- 「美貌のひと」 中野京子 PHP新書
面白いので一気に読んでしまった。表紙の絵(クラムスコイ「忘れえぬ女」)は、この本で初めて知った。なんとも表情が謎めいていて忘れがたい。続巻も面白かった。 - 「文部科学省」青木栄一 中公新書
- 「銀の匙」中勘助 新潮文庫
読んだことなかったので読んでみた。著者の子供時代の回想が綴られる。文体がいい。人物や事物の描写も細かい。明治時代の遊びとか玩具とか菓子とか風俗習慣とか現代人には分からないので注釈が助かる。明治の生活のちょっとした疑似体験をするような感じになる。 - 「英国諜報員アシェンデン」 サマセット・モーム 新潮文庫
これは面白かった。モームは第一次大戦中、諜報活動に従事していた。本人はフィクションとは言っているけど、その体験がかなり活かされていると思われる作品。主人公のアシェンデンは作家だが、諜報活動にも従事している。007のようなアクションはなくあくまで地味な諜報活動。それがかえってリアリティがある。鋭い人間観察と英国人らしい皮肉。随所にユーモアや不条理が散りばめられている。ヘアレスメキシカンって何者だよ。 - 「武器よさらば」ヘミングウェイ 大久保康雄訳 新潮文庫
主人公たちがイタリアから逃れてスイスに入った時の描写がいい。スイスの役人同士のウィンタースポーツはどこがいいかというどうでもいい口論が、イタリアでの緊迫した状況と対極をなしていて天国に感じる。しかし、ラストは辛い。 - 「歴史としての社会主義」 和田春樹 岩波書店
この本が書かれたのはソ連崩壊直後。本書によるとマルクスは資本主義についてはあれだけ詳細な鋭い分析を行っていながら革命後の社会についてはざっくりとしたイメージしか持っていなかったらしい。社会主義というのは根底にユートピア思想がある。マルクス自身もユートピア思想を批判していながらそこから脱却できていなかった。面白いと思ったのは近代に書かれたユートピア小説が私有財産を否定した後、何を労働のモチベーションにするかで苦心していることだ。もう一つ面白いと思ったのはレーニンが第一次大戦下のドイツに社会主義のモデルのヒントを得ていること。戦争という一つの目的のために社会のあらゆるものが合理化され、国民はパーツとしてシステムの中に組み込まれる。レーニンはこれを緊急時の体制ではなく常態とすることを考えたらしい。ちなみに最後にソ連崩壊後の世界がどうなるかについての考察があるが30年たった現在から見ると興味深い。いかに未来を予測することが難しいかがよく分かる。 - 「動物農場」ジョージ・オーウェル 開高健訳 筑摩書房
何とも言えない読後感。考えさせられる。悲惨だが、「1984年」と違いユーモアはある。農場から人間たちを追い出して自由を手に入れた日の朝はなんと素晴らしい朝だったか。それは確かに偽りのない革命だった。しかし、その後は動物たちの夢見たユートピアにはならなかった。 - 「地中海世界とローマ帝国」 本村凌二 講談社学術文庫
単なる通史ではなく、以前の帝国との比較やローマ人はどういう人々かといった考察が面白い。五賢帝の後の軍人皇帝時代の混乱ぶりはひどいが、その後、キリスト教を取り込みながら一旦持ち直すのもすごい。 - 「物語ベルギーの歴史」松尾 秀哉 中公新書
フランス語とオランダ語の言語問題がベルギーの歴史でここまで深刻な政治問題とは知らなかった。 - 「ブロックチェーン」岡嶋裕史 講談社ブルーバックス
これまで断片的なことばかり聞いてていまいちよく分かっていないので読んでみた。なるほど。考えた人は頭がいい。しかし、マイニングの1回あたりの成功報酬額は2018年当時の相場で1千万円にもなるのか。それは苛烈な競争にもなるな。 - 「人間・始皇帝」 鶴間和幸 岩波新書
近年の考古学的知見も取り入れた本。こういうのが読みたかった。しかし、2000年代に入ってからも当時の役人が書いた竹簡が何万点も古井戸から見つかるってすごい。あと天文学的な考察からかなり正確に年が定まるのは面白い。彗星の出現が使えるのは知っていたけど不吉な惑星の動きも使えるのか。史記には始皇帝が死ぬ前年に火星がさそり座アンタレスに留まったとあるらしいが、天文学的にはこれは始皇帝の死んだ年に起きているそうだ。物語の中で意図的に前年にずらされたと考えられる。また、始皇帝の死後、影で権力をふるった趙高は実は宦官であるとは同時代資料にはどこにも書かれていないというのも驚き。始皇帝の時代は、まだ皇帝の側に仕える宦者は必ずしも去勢された宦官というわけではなかったらしい。それは唐代のイメージだとか。 - 「湿地帯中毒」 中村淳 東海大学出版部
面白かった。著者の淡水魚愛に敬服。タイトルもいい。 - 「古都」川端康成 新潮社
高校の時に国語の教材として読まされたけど内容を全く覚えていなかった。年取ると感じ方も変わる。年齢的に主人公の親の方が近くなった。あとがきの川端康成の解説がすごい。睡眠薬で薬中になりながら書いたそうだ。作品はそんな狂気と対局にある。単行本の表紙には東山魁夷がプレゼントした絵が使われたそうだ。 - 「SDGs」南博 , 稲場雅紀 岩波新書
- 「ハプスブルク帝国」 岩崎周一 講談社現代新書
近代に入ってからのハプスブルク帝国の収拾のつかなさが、ある意味魅力的。多文化カオスの中から傑出した芸術家や文人、学者が生まれている。 - 「マンガ 平壌 あるアニメーターの北朝鮮出張記」 ギィ・ドゥリール 明石書店
フランス系カナダ人のアニメーターが北朝鮮に仕事で行き、そこで体験したことを書いた記録。前々から読みたいと思っていたのだが、絶版になっていて読めなかった。古本屋でやっと手に入れた。外国人が行けるところは限られているのだろうが、それでも実際に長期で滞在した人の体験は興味深い。 - 「ゲンロン戦記」 東浩紀 中公新書ラクレ
- 「ヨーロッパ分断1943 」 広瀬佳一 中公新書
タイトルからパッと内容分からなかったけど読んでみたら面白かった。第二次大戦下での東欧諸国の生き残りの模索。ポーランドとチェコスロバキアを軸に展開。大国の思惑に翻弄され結局は実現しなかった東欧諸国の連合構想の夢。大戦中のソ連の外相モロトフにつけられた綽名「鉄の尻を持った男」には思わず笑った。スターリンに対する忠誠心から、ひたすら机に向かって辛抱強く仕事をする姿を党長老が揶揄した言葉らしい。その勤勉さと忠誠心ゆえに粛清を生き延びた。しかし、確かにポーランド亡命政府の首班シコルスキーの飛行機事故は謎めいている。 - 「マックス・ウェーバー」野口雅弘著 中公新書
思想の方は難しくてなかなか頭がついていかなかったが、ウェーバーが、講演で言った「人事の審査を思い出したがる大学教員はいない」というのはよく分かった。 - 「大学イノベーション創出論」益一哉 日経BP
- 「ライン河」加藤雅彦 岩波新書
仏独の歴史をライン河を軸に整理し直した本。ドイツ人は19世紀になるまでラインにロマンを感じていなかったというのは面白い。ラインロマンティシズムの火付け役はイタリア人やイギリス人だったというのだから。その後、ナショナリズムとつながっていく。 - 「十四の嘘と真実」ジェフリー・アーチャー 新潮文庫
- 「かもめ食堂」群ようこ 幻冬舎文庫
- 「リバタリアニズム」 渡辺靖 中公新書
リバタリアン、日本では馴染みの薄い言葉だと思う。テーブルの上に置いておいたら、家族からバタリオン?オバタリアン?と言われた。あえて訳すと自由至上主義者。アメリカならではの思想だと思う。 - 「百年戦争」佐藤猛 中公新書
丁寧に書かれていて面白い。高校で習った「教皇のアヴィニョン捕囚」って最近の研究では教皇の自発的なものと考えられてるのか。201ページにあるシャルル7世の肖像画。やはり意地が悪そうな印象。生前描かれたようで近代のジャンヌダルク伝説の影響を受けているわけでもないだろうから、実際あまりいい性格ではなかったのだろうか。佐藤賢一の「傭兵ピエール」を読んだ時、シャルル7世のランスでの戴冠式がひとつのクライマックスになっていて、その時は何がそんなにすごいのか、いまいちピンと来なかった。ランスでの戴冠の意味がやっと分かった。百年戦争終わった後も1802年までフランス王の称号を肩書きからはずさなかったイングランド王。なかなかしつこい。 - 「荒木飛呂彦の漫画術」 荒木飛呂彦 集英社新書
思わず買って読んだ。漫画でなくてもヒントになることが書いてある。「ですから、最も基本的なことですが、締め切りを守ること、そのために一定のリズムで漫画を描き続けることは何よりも大切だということを、ここにあえて記しておきます」来年は締め切りを守る年にしようと思った。 - 「英仏百年戦争」 佐藤賢一 集英社新書
さすが佐藤賢一、英仏百年戦争を面白く描く。イギリス人は百年戦争を負けたとは思っていないのか。百年戦争はフランスとイギリスの戦争というよりもフランス王とイギリスに領地を持つフランス貴族の争いと理解する方がいいことがよく分かる本。 - 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾 角川文庫
- 「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 角川文庫
- 「物語イタリアの歴史 解体から統一まで」藤沢道郎 中公新書
十人の人物を取り上げ歴史を語るスタイル。性格の素直なボッカッチオ、尊敬する大文人ペトラルカに「ちゃんとしたもの書くならラテン語でしょう」とデカメロンをダメ出しされ、意気消沈。イタリア語で小説書くのやめてしまう。デカメロン読んでみたくなった。ボッカッチオ、その後、一念発起してラテン語勉強するもキケロなみのラテン語が書けたペトラルカのレベルに達するはずもなく。性格の良さが災いした。 - 「ビザンツ帝国 ― 千年の興亡と皇帝たち」中谷功治 著 中公新書
- 「ドイツ史10講」坂井榮八郎 岩波新書
- 「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」塩野七生 新潮文庫
- 「神聖ローマ帝国」菊池良生 講談社現代新書
- 「物語 ドイツの歴史 - ドイツ的とは何か」阿部謹也 中公新書
- 「国家・企業・通貨 - グローバリズムの不都合な未来」 岩村充 新潮選書
当たり前だと思っている国民国家、株式会社、お金がどこから来たのかがよく分かった。 - 「白人ナショナリズム - アメリカを揺るがす「文化的反動」」渡辺靖 中公新書
- 「大分断 ー 教育がもたらす新たな階級化社会」エマニュエル・トッド 大野舞訳 PHP新書
- 「EU離脱 - イギリスとヨーロッパの地殻変動」鶴岡路人 ちくま新書
- 「ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢」佐藤伸行 文春文庫
- 「イスラーム国の衝撃」池内恵 文春新書
- 「現代アラブの社会思想」池内恵 講談社現代新書
- 「豊饒の海 一 春の雪」三島由紀夫 新潮文庫
- 「女帝 小池百合子」石井妙子 文藝春秋
カイロ時代の同居人の証言は文学的ですらある。何か村上春樹的なものを感じた。 - 「ジゴロとジゴレット:モーム傑作選」サマセット・モーム 金原瑞人訳 新潮文庫
- 「沈黙」遠藤周作 新潮文庫
- 「兎の眼」灰谷健次郎 新潮文庫
- 「赤い子馬」スタインベック 新潮文庫
- 「虹いくたび」川端康成 新潮文庫
- 「スティル・ライフ」池澤夏樹 中公文庫
- 「『砂漠の狐』ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨」大木 毅 角川新書
この本はかなり面白かった。欧米での最新の研究を踏まえロンメル神話を客観的に検証している。パウル・カレルの「砂漠のキツネ」やナチのプロパガンダによる偶像化を排し、等身大のロンメルを描いている。ちなみにパウル・カレルは元ナチの情報将校だったことが戦後の研究で判明している。 - 「物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡」田澤耕 中公新書
- 「世界最強の女帝 メルケルの謎」佐藤伸行 文春新書
興味深い。東独時代のメルケルに謎が多いのと欧州政治の裏の駆け引きがすごいのがよく分かった。ちなみにメルケルは東独時代は物理学者。 - 「アメリカの大学の裏側 『世界最高水準』は危機にあるのか?」アキ・ロバーツ 竹内洋 朝日新書
- 「イランの野望 浮上する『シーア派大国』」鵜塚健 集英社新書
- 「大学改革の迷走」佐藤郁哉 ちくま新書
- 「イスラームの世界地図」21世紀研究会編 文春文庫
- 「イスラーム文化」井筒俊彦 岩波文庫
- 「イスラームの歴史」 カレン・アームストロング 中公新書
- 「イスラム2.0」飯山陽 河出新書
- 「旅のラゴス」筒井康隆 新潮文庫
- 「グレート・ギャッツビー」スコット フィッツジェラルド 新潮文庫
- 「伊豆の踊子」川端康成 新潮社
- 「ノルウェイの森」村上春樹 講談社文庫
- 「知の仕事術」 池澤夏樹 インターナショナル新書 集英社
- 「二都物語」チャールズ・ディケンズ 新潮文庫
- 「山の音」川端康成 新潮社
- 「アクロイド殺害事件」アガサ・クリスティ 創元推理文庫
冒頭にクリスティ自身の短い感想が載せてあるのだが、その一言で仕掛けが分かってしまった。ああいうのはやっぱりあとがきとして欲しかった。 - 「ライ麦畑でつかまえて」サリンジャー 白水社
- 「ハツカネズミと人間」スタインベック 新潮文庫
- 「山椒魚」井伏鱒二 新潮文庫
- 「人類の未来」ノーム・チョムスキー他 NHK出版
- 「未来は土木がつくる。これが僕らの土木スタイル!」 土木学会建設マネジメント委員会 将来ビジョン特別小委員会
- 「この人を見よ」 マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫
- 「マネジメント信仰が会社を滅ぼす」深田 和範 新潮選書
- 「声優魂」大塚明夫 星海社新書庫
- 「捏造の科学者」 須田桃子 文春文庫
- 「続 昭和の怪物 七つの謎」 保坂正康 講談社現代新書
- 「昭和の怪物 七つの謎」 保坂正康 講談社現代新書
- 「ブームをつくる」 殿村美樹 集英社新書
- 「ティファニーで朝食を」 トルーマン カポーティ 新潮文庫
- 「スタインベック短編集」スタインベック 新潮文庫
- 「アメリカンスクール」小島信夫 新潮文庫
- 「ヘミングウェイ短編集(一)(二)」
- 「東京奇譚集」村上春樹 新潮文庫
- 「月と六ペンス」サマセット・モーム 新潮文庫
- 「人間の土地」サン=テグジュペリ 新潮文庫
- 「海辺のカフカ」村上春樹 新潮文庫
- 「思い出のマーニー」ジョーン・G・ロビンソン 岩波少年文庫
- 「奥の部屋」ロバート・エイクマン ちくま書房
- 「ナイン・ストーリーズ」サリンジャー 新潮文庫
- 「石油がわかれば世界が読める」瀬川幸一編 朝日新書
石油学会が設立50周年を記念して2008年に出した一般向けの本。石油は現代文明を支える、なくてはならないエネルギー。だが、知っているようで知らないことが多い。科学的な側面から、環境、歴史、政治まで解説していてとても勉強になった。 - 「ヒトラーとナチ・ドイツ」 石田勇治 講談社現代新書
ヒトラーとナチ・ドイツの通史。ヒトラーの生い立ちから政権を取り第二次大戦を起こすまでの政治史が中心となっている。とても分かりやすい良書。一気に読んでしまった。ある意味普通の青年だったヒトラーがいつ反ユダヤ主義者になったのか、民主主義国家だった当時のドイツをどうやって乗っ取ったのか、ヒトラーの反ユダヤ主義とは何なのか、ホロコーストはなぜ始まったのかがよく分かる。人類の負の教訓として永遠に記憶すべき話。 - 「たのしいムーミン一家」トーベ・ヤンソン 講談社文庫
- 「コーヒーの科学」旦部幸博 講談社ブルーバックス
- 「星を創る者たち」谷甲州 河出書房
さすが谷甲州。めちゃめちゃ地味なテーマで面白い。他の作家には書けないテーマ、土木作業。太陽系内の月や惑星での土木作業を淡々と描く。土木工学科出身で若い頃に建設会社、海外青年協力隊という経歴を持つ谷甲州ならでは。7篇の読み切り短編から構成されるが、お互いに関係を持っており、最終話では驚きの結末に。 - 「気高く、強く、美しくあれ 日本の復活は憲法改正からはじまる」櫻井よしこ PHP文庫
- 「日本会議 戦前回帰への情念」山崎雅弘 集英社新書
- 「憲法九条を世界遺産に」太田光、中沢新一 集英社新書
- 「検証・真珠湾の謎と真実」秦郁彦 中公文庫
- 「原点」安彦良和 岩波書店
ガンダムの作画監督として有名な安彦良和が自分の人生を振り返った本。驚いたのは、何と安彦良和は弘前大学在籍時代、全共闘の活動家だったということ。しかも、リーダー的存在。 東大の安田講堂事件の1年後に起きた弘前大本部占拠事件では主謀者として逮捕されてしまう(実は安彦は穏健派で止めようとしていたらしいが警察は知るよしもない)。 - 「起終点駅 ターミナル」桜木紫乃 小学館文庫
- 「中継ステーション」クリフォード・D・シマック 早川書房
なんとも言えないいい話。だいぶ前にアマゾンの書評で見つけて読みたいと思ったんだけど、どうしてその書評にたどり着いたか忘れた。それがネット時代の本の見つけ方なのかな。これを軽く派手にすると映画のメン・イン・ブラックになる。 - 「フランス革命の肖像」佐藤賢一 集英社新書
- 「小説 フランス革命」佐藤賢一 集英社文庫
全18巻。やっと読み終わった。長かった。結末は分かっているのに止められない。全国三部会からロベスピエールの処刑まで。とにかく登場人物が多い。でも、一人一人が魅力的に描かれているので忘れられない。世界史でやった無味乾燥な人名の羅列とは違う。 - 「さいはての島へ」アシューラ・K・ル・グウィン 岩波少年文庫
- 「こわれた腕環」アシューラ・K・ル・グウィン 岩波少年文庫
- 「影との戦い」アシューラ・K・ル・グウィン 岩波少年文庫
ファンタジーの古典的名作、ゲド戦記。岩波少年文庫で対象が中学生以上となっているが、内容はかなり難しい。人の心の闇とは何か、自由とは何か、死とは、そういった永遠のテーマを淡々と描く。この物語は映像化が難しい。ジブリが失敗したのもよく分かる。闇との対峙も内面的な精神エネルギーの消耗なので外からはよく分からない。竜以外はモンスターは出てこないし。映像化しやすいハリー・ポッターとは真逆のファンタジー。 - 「三銃士」アレクサンドル・デュマ 角川文庫
- 「赤目のジャック」佐藤賢一 集英社文庫
- 「すべての仕事を3分で終わらせる―外資系リーゼントマネージャーの仕事圧縮術」岡田兵吾 ダイヤモンド社
- 「サイコパス」中野信子 文春新書
- 「Twelve Y. O.」福井晴敏 講談社文庫
- 「そして最後にヒトが残った―ネアンデルタール人と私たちの50万年史」クライブ・フィンレイソン 白揚社
- 「にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語」サム・キーン 朝日新聞出版
- 「工作艦間宮の戦争: 新・航空宇宙軍史」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ」舘野仁美 中央公論社
- 「終戦のローレライ」福井晴敏 講談社文庫
- 「X線からクォークまで」セグレ みすず書房
- 「陰謀史観」秦郁彦 新潮新書
- 「間抜けの構造」ビートたけし 新潮新書
- 「雑巾がけ: 小沢一郎という試練」石川知裕 新潮新書
- 「読書の技法」佐藤優 東洋経済新報社
- 「下町ロケット2」池井戸潤 文春文庫
- 「民王」池井戸潤 文春文庫
- 「下町ロケット」池井戸潤 文春文庫
- 「コロンビア・ゼロ: 新・航空宇宙軍史」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「ダスト」ヒュー・ハウイー 角川文庫
- 「シフト」ヒュー・ハウイー 角川文庫
- 「ウール」ヒュー・ハウイー 角川文庫
- 「それをお金で買いますか ― 市場主義の限界」マイケル・サンデル 早川書房
- 「のぼうの城」和田竜 小学館文庫
- 「用心棒日月抄」藤沢周平 新潮文庫
- 「背筋が冷たくなる話」谷甲州 集英社文庫
- 「メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 」松永和紀 光文社新書
- 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫
- 「出発点 ― 1979~1996」宮崎駿 徳間書店
- 「本へのとびら」宮崎駿 岩波新書
- 「流れ行く者」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「天と地の守り人 第二部 カンバル王国編」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「天と地の守り人 第一部 ロタ王国編」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「蒼路の旅人」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「神の守り人 帰還編」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「神の守り人 来訪編」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「虚空の旅人」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「夢の守り人」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「闇の守り人」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「精霊の守り人」上橋菜穂子 新潮文庫
- 「シュリーマン旅行記 清国・日本」ハインリッヒ・シュリーマン 講談社学術文庫
- 「王妃の離婚」佐藤賢一 集英社文庫
- 「剣闘士スパルタクス」佐藤賢一 中公文庫
- 「カエサルを撃て」佐藤賢一 中公文庫
- 「カルチェ・ラタン」佐藤賢一 集英社文庫
- 「双頭の鷲」「傭兵ピエール」佐藤賢一 新潮文庫
- 「傭兵ピエール」佐藤賢一 集英社文庫
- 「すべての経済はバブルに通じる」小幡績 光文社新書
- 「困った部下を戦力化する45の即効スキル」西村克己 梧桐書院
- 「小さいことにくよくよするな」リチャード・カールソン サンマーク文庫
- 「なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか」 日高義樹 PHP文庫
- 「日本史の謎は「地形」で解ける」竹村公太郎 PHP研究所
- 「太平洋戦争の肉声 第4巻―文藝春秋戦後70年企画 テロと陰謀の昭和史」文春MOOK
文芸春秋の戦前の記事から事件当事者の手記などを集めたもの。書いたり、語ったりしているのは戦前史で見かける有名な名前ばかり。当時何を考えていたのかが分かる。リアルタイムの記事なので雰囲気も伝わってくる。 - 「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾 光文社文庫
- 「フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる」築山節 生活人新書 NHK出版
- 「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める」築山節 生活人新書 NHK出版
- 「ローマ人の物語」塩野七生 新潮文庫
- 「銀翼のイカロス」池井戸潤 文春文庫
- 「ロスジェネの逆襲」池井戸潤 文春文庫
- 「オレたち花のバブル組」池井戸潤 文春文庫
- 「オレたちバブル入行組」池井戸潤 文春文庫
- 「DIY工具50の極意」西野弘章 山海堂
- 「亡国のイージス」福井晴敏 講談社文庫
- 「米国製エリートは本当にすごいのか?」佐々木紀彦 東洋経済新報社
- 「政権交代とは何だったのか」山口二郎 岩波新書
- 「街道をゆく42 三浦半島記」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく21 神戸・横浜散歩、芸備の道」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく24 近江散歩、奈良散歩」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく9 信州佐久平みち、潟のみち」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく18 越前の諸道」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく32 阿波紀行、紀ノ川流域」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく35 オランダ紀行」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「街道をゆく1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか」司馬遼太郎 朝日文庫
- 「昭和天皇」古川隆久 中公新書
- 「失敗の本質」戸部良一 中公文庫
- 「玄鳥」藤沢周平 文春文庫
- 「よろず屋平四郎活人剣」藤沢周平 文春文庫
- 「部下を定時に帰す仕事術」佐々木常夫 WAVE出版
- 「野村ノート」野村克也 小学館
- 「あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書」保阪正康 新潮新書
- 「子どもの脳の発達 臨界期・敏感期」榊原洋一 講談社α新書
- 「すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇」今野浩 新潮社
- 「情報力」佐藤優、鈴木琢磨 イースト・プレス
- 「アスペルガー症候群と学習障害」榊原洋一 講談社α新書
- 「功名が辻」司馬遼太郎 文春文庫
- 「宇宙核物理入門」谷畑勇夫 講談社ブルーバックス
- 「大学大競争 -「トップ30」から「COE」へ」読売新聞大阪本社編 中公新書ラクレ
- 「インテリジェンス 武器なき戦争」手嶋龍一、佐藤優 幻冬舎新書
- 「うるさい日本の私」中島義道 新潮文庫
- 「山本勘助」平山優 講談社現代新書
- 「朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ」高井伸夫 かんき出版
- 「3分以内に話はまとめなさい」高井伸夫 かんき出版
- 「「捨てる!」技術」辰巳渚 宝島社新書
- 「ギリシア神話を知っていますか」阿刀田高 新潮文庫
- 「免疫学の基礎」小山次郎・大沢利昭 東京化学同人
- 「錯体のはなし」渡部正利 山崎昶 河野博之 米田出版
- 「上意討ち」池波正太郎 新潮文庫
- 「竹光始末」藤沢周平 新潮文庫
- 「たそがれ清兵衛」藤沢周平 新潮文庫
- 「隠し剣秋風抄」藤沢周平 文春文庫
- 「隠し剣孤影抄」藤沢周平 文春文庫
- 「子どもが育つ魔法の言葉」ドロシー・ロー・ノルト他 PHP文庫
- 「蝉しぐれ」藤沢周平 文春文庫
- 「プルトニウム」友清裕昭 講談社ブルーバックス
- 「よい弁護士、わるい弁護士」加茂隆康 中公新書ラクレ
- 「日本語の文法を考える」大野晋 岩波新書
- 「切ないOLに捧ぐ」内館牧子 講談社文庫
- 「言語を生みだす本能」Steven Pinker NHKブックス
- 「最新恐竜学」平山廉 平凡社新書
- 「Jurassic Park」 Michael Crichton, Arrow Books
- 「動物にとって社会とは何か」日高敏隆 講談社学術文庫
- 「張学良 忘れられた貴公子」松本一男 中公文庫
- 「南ア共和国の内幕」伊藤正孝 中公新書
- 「蛇頭 スネークヘッド」莫邦富 新潮文庫
- 「アメリカ人のソ連観」下村満子 朝日文庫
- 「イギリスは愉快だ」林望 文春文庫
- 「イギリスはおいしい」林望 文春文庫
- 「人は海辺で進化した―人類進化の新理論」エレイン モーガン どうぶつ社
- 「中世を推理する」邦光史郎 集英社文庫
- 「天気予報はどこまで正確にできるか」 岡村存 森北出版
- 「白きたおやかな峰」 北杜夫 新潮文庫
- 「ロンドンの恐怖 -切り裂きジャックとその時代」 仁賀克雄 早川文庫
- 「大帝ピョートル」 アンリ・トロワイヤ 中公文庫
- 「墨攻」 酒見賢一 新潮文庫
- 「ロードス島攻防記」 塩野七生 新潮文庫
- 「東方の夢 -ボナパルト、エジプトへ征く」 両角良彦 講談社文庫
- 「Perish Twice」 Robert B. Parker, Berkley Fiction
- 「D is for deadbeat」 Sue Grafton, Bantam Books
- 「天上の青」 曽野綾子 新潮文庫
- 「神の火」高村薫 新潮文庫
- 「朝の歓び」宮本輝 講談社文庫
- 「遺伝子の不思議」 石館三枝子 新日本新書
- 「神々の流竄」 梅原猛 集英社e文庫
- 「陰陽師」夢枕莫 文春ウェブ文庫
- 「男のだいどこ」 荻昌弘 文春ウェブ文庫
- 「三四郎」夏目漱石 青空文庫
- 「Detective」 Arthur Hailey, Berkley Novel
- 「原敬と山県有朋」 川田稔 中公新書
- 「日本の近代5 政党から軍部へ」 北岡伸一 中央公論社
- 「日本の近代1 開国・維新」 松本健一 中央公論社
- 「背中の勲章」 吉村昭 新潮文庫
- 「ゼロの焦点」 松本清張 新潮文庫
- 「幽霊船」 白石一郎 新潮文庫
- 「虹の舞台」 陳舜臣 徳間文庫
- 「道頓堀川」 宮本輝 角川文庫
- 「國語元年」 井上ひさし 新潮文庫
- 「砂場の少年」 灰谷健次郎 新潮文庫
- 「ハンニバル」 Thomas Harris 高見浩訳 新潮文庫
- 「神鳥-イビス-」 篠田節子 集英社文庫
- 「山妣(やまはは)」 坂東眞砂子 新潮文庫
- 「ゴサインタン-神の座-」 篠田節子 双葉文庫
- 「Airframe」 Michael Crichton
- 「無罪」大岡昇平 新潮文庫
- 「フィレンツェ」 若桑みどり 文春文庫
- 「退屈な殺人者」 森下香枝 文藝春秋
- 「アイルランド歴史紀行」 高橋哲雄 ちくま学芸文庫
- 「Sphere」 Michael Crichton
- 「The Eagle Has Landed」 Jack Higgins
- 「Summons」 John Grisham
- 「The Civil War」 Bluce Catton, Houghton Mifflin
- 「みんなの秘密」 林真理子 講談社文庫
- 「こころ」 夏目漱石 青空文庫
- 「心に迫るパウロの言葉」 曽野綾子 新潮文庫
- 「竜は眠る」 宮部みゆき 新潮文庫
- 「タコの丸かじり」 東海林さだお 文春文庫
- 「英語達人列伝」 斎藤兆史 中公新書
- 「ガリレオの求職活動、ニュートンの家計簿」 佐藤満彦 中公新書
- 「道楽科学者列伝」 小山慶太 中公新書
- 「昆虫の誕生」 石川良輔 中公新書
- 「ヒトラーの震え、毛沢東の摺り足」 小長谷正明 中公新書
- 「東京育ちの京都案内」 麻生圭子 文春文庫
- 「高橋是清 - 財政家の数奇な生涯」 大島清 中公新書
- 「昭和天皇独白録」寺崎英成 マリコ・テラサキ・ミラー 文春文庫
- 「日本の貴婦人」稲木紫織 智恵の森文庫
- 「開陽丸、北へ - 徳川海軍の興亡」阿部龍太郎 講談社文庫
- 「超ひも理論とはなにか」竹内薫 講談社ブルーバックス
- 「目利きのヒミツ」 赤瀬川原平 光文社
- 「中性子物理の世界」平川金四郎 講談社ブルーバックス
- 「戊辰戦争から西南戦争へ-明治維新を考える」 小島慶三 中公新書
- 「明治維新とイギリス商人-トマス・グラバーの生涯」 杉山伸也 岩波新書
- 「英国紅茶の話」 出口保夫 PHP文庫
- 「ダルタニャンの生涯 - 史実の『三銃士』-」 佐藤賢一 岩波新書
- 「戊辰戦争 - 敗者の維新史」 佐々木克 中公新書
- 「日本海軍の終戦工作」 纐纈厚 中公新書
- 「書のこころ」 榊莫山 NHK出版
- 「武士の家計簿」 磯田道史 新潮新書
- 「日本陸軍と中国: 「支那通」にみる夢と蹉跌」 戸部良一 筑摩書房
- 「火星の虹」ロバート・L・フォワード ハヤカワ文庫
- 「覇者の戦塵1943 激闘東太平洋海戦」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1942 激突シベリア戦線」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1942 反攻ミッドウェイ上陸戦」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1942 急進真珠湾の蹉跌」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1942 撃滅北太平洋航空戦」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1939 殲滅ノモンハン機動戦」谷甲州 中公C★NOVELS
- 「覇者の戦塵1937 黒竜江陸戦隊」谷甲州 角川書店
- 「覇者の戦塵1933 謀略熱河戦線」谷甲州 角川書店
- 「覇者の戦塵1936 第2次オホーツク海戦」谷甲州 角川書店
- 「覇者の戦塵1935 オホーツク海戦」谷甲州 角川書店
- 「覇者の戦塵 北満州油田占領」谷甲州 角川書店
- 「スペースオペラの書き方」野田昌宏 ハヤカワ文庫
- 「楽しい昆虫採集」奥本大三郎、岡田朝雄 草思社
- 「「英文法」を疑う」松井力也 講談社現代新書
- 「創造する機械」K.エリック ドレクスラー、パーソナルメディア
- 「十二戦艦物語」川又千秋 歴史群像新書
- 「ミステリーを英語で読むための辞典」青木信義 語学春秋社
- 「アモルファスな話」米沢富美子 岩波書店
- 「夢に殉ず」曽野綾子 新潮文庫
- 「秘祭」石原慎太郎 新潮文庫
- 「軌道傭兵」谷甲州 中央公論社
- 「司政官」眉村卓 ハヤカワ文庫
- 「終わりなき索敵」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「最後の戦闘航海」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「仮装巡洋艦バシリスク」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「惑星CB-8越冬隊」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「エリヌス 戒厳令」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「タナトス戦闘団」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「火星鉄道一九」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「星の墓標」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「カリスト 開戦前夜」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「巡洋艦サラマンダー」谷甲州 ハヤカワ文庫
- 「巨人たちの星」ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社
- 「ガニメデの優しい巨人」ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社
- 「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社
- 「カオス― 新しい科学をつくる」ジェイムズ・グリック 新潮文庫
- 「マタハリ」マッシモ・グリッランディ 中公文庫
- 「ニューロマンサー」ウィリアム・ギブスン ハヤカワ文庫
- 「ファウンデーションと地球」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「ファウンデーションの彼方へ」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「第二ファウンデーション」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「ファウンデーション対帝国」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「ファウンデーション」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「リングワールドふたたび」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「無常の月」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「太陽系辺境空域」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「地球からの贈り物」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「プロテクター」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「プタヴの世界」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「中性子星」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「リングワールド」ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫
- 「理科系のための英文作法」杉原厚吉 中公新書
- 「鉄砲を捨てた日本人」ノエル・ペリン 中公文庫
- 「影武者徳川家康」隆慶一郎 新潮文庫
- 「鬼麿斬人剣」隆慶一郎 新潮文庫
- 「北の川から」野田知佑 新潮文庫
- 「原発はなぜ危険か」田中三彦 岩波新書
- 「巡洋艦アルテミス」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「再び男たちへ」塩野七生 文春文庫
- 「男たちへ」塩野七生 文春文庫
- 「サイレント・マイノリティ」塩野七生 新潮文庫
- 「コンスタンティノープルの陥落」塩野七生 新潮文庫
- 「海の都の物語」塩野七生 新潮文庫
- 「ギリシアの神々」曽野綾子 講談社文庫
- 「戦国武将伝」白石一郎 文春文庫
- 「韓国民主化への道」池明観 岩波新書
- 「ハングルの世界」金両基 中公新書
- 「新選組血風録」司馬遼太郎 角川文庫
- 「アメリカ素描」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「歴史と視点」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「燃えよ剣」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「劇的とは」木下順二 岩波新書
- 「アラスカ物語」新田次郎 新潮文庫
- 「サイエンス・ナウ」立花隆 朝日新聞社
- 「同時代を撃つ 1」立花隆 講談社文庫
- 「精神と物質」立花隆、利根川進 文春文庫
- 「ぼくはこんな本を読んできた」立花隆 文藝春秋
- 「知のソフトウェア」立花隆 講談社現代新書
- 「「超」整理法」野口悠紀雄 中公新書
- 「青春漂流」立花隆 講談社文庫
- 「宇宙からの帰還」立花隆 中公文庫
- 「理科系の作文技術」木下是雄 中公新書
- 「続日本人の英語」マーク・ピーターセン 岩波新書
- 「日本人の英語」マーク・ピーターセン 岩波新書
- 「SFはどこまで実現するか」R・L・フォワード 講談社ブルーバックス
- 「レッドオクトーバーを追え」トム・クランシー 文春文庫
- 「自然界における左と右」マーチン・ガードナー 紀伊國屋書店
- 「混沌からの秩序」イリヤ・プリゴジン みすず書房
- 「科学革命の構造」トーマス・クーン みすず書房
- 「惑星カレスの魔女」ジェームズ・H・シュミッツ 東京創元社
- 「アームストロング砲」司馬遼太郎 講談社文庫
- 「人斬り以蔵」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「果心居士の幻術」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「地球帝国」アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫
- 「渇きの海」アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫
- 「停滞空間」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「木星買います」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「はだかの太陽」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「鋼鉄都市」アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫
- 「眼下の敵」D・A・レイトナー 創元推理文庫
- 「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ 新潮文庫
- 「砂の女」安部公房 新潮文庫
- 「壁」安部公房 新潮文庫
- 「量子の謎をとく」F. A. ウルフ 講談社ブルーバックス
- 「詭弁論理学」野崎昭弘 中公新書
- 「知的生活の方法」渡部昇一 講談社現代新書
- 「知的生産の技術」梅棹忠夫 岩波新書
- 「イギリス海賊史」チャールズ・ジョンソン リブロポート
- 「ミス・マープルと13の謎」アガサ・クリスティ 創元推理文庫
- 「郷愁」ヘルマン・ヘッセ 新潮文庫
- 「ほんとうの話」曽野綾子 新潮文庫
- 「暗号の数理」一松信 講談社ブルーバックス
- 「飛行船の再発見」飯沼和正 講談社ブルーバックス
- 「椿姫」デュマ・フェス
- 「田園交響楽」ジッド 新潮文庫
- 「裸のサル」デズモンド・モリス 河出書房
- 「ソロモンの指環」コンラート・ローレンツ 早川書房
- 「困ります、ファインマンさん」リチャード・P・ファインマン 岩波書店
- 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」リチャード・P・ファインマン 岩波書店
- 「未公開写真に見る東京裁判」別冊歴史読本
- 「戦場の歴史」ジョン・マクドナルド 河出書房
- 「世界の戦争3 イスラムの戦争」牟田口義郎 編 講談社
- 「世界の戦争4 中国の戦争」駒田信二 編 講談社
- 「世界の戦争1 アレクサンダーの戦争」長澤和俊 編 講談社
- 「世界の戦争8 アメリカの戦争」猿谷要 編 講談社
- 「世界の戦争7 ナボレオンの戦争」志垣嘉夫 編 講談社
- 「世界の戦争9 二十世紀の戦争」神谷不二 編 講談社
- 「八十日間世界一周」ジュール・ヴェルヌ 創元推理文庫
- 「猿の惑星/明日への脱出」ジョージ・A・フィンガー ハヤカワ文庫
- 「飛行機の再発見」佐貫亦男 講談社ブルーバックス
- 「文章構成法」樺島忠夫 講談社現代新書
- 「コナンと髑髏の都」R・E・ハワード 創元推理文庫
- 「ラヴクラフト全集2」H. P. ラヴクラフト 創元推理文庫
- 「ラヴクラフト全集1」H. P. ラヴクラフト 創元推理文庫
- 「魔法の国が消えていく」ラリイ・ニーヴン 創元推理文庫
- 「ボンベイ・マリーン出帆せよ」ポータ・ヒル ハヤカワ文庫
- 「黒後家蜘蛛の会」アイザック・アシモフ 創元推理文庫
- 「青銅の巨砲」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「駆逐艦キーリング」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「決戦!バルト海」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「勇者の帰還」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「燃える戦列艦」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「パナマの死闘」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「トルコ沖の砲煙」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「砲艦ホットスパー」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「スペイン要塞を撃滅せよ」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「海軍士官候補生」セシル・スコット・フォレスター ハヤカワ文庫
- 「ガリバー旅行記」スイフト 新潮文庫
- 「ホームズの最後のあいさつ」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「バスカヴィル家の犬」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「四人の署名」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「恐怖の谷」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「緋色の研究」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「回想のシャーロック・ホームズ」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「シャーロック・ホームズの生還」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル 創元推理文庫
- 「西欧文化の条件」井上泰男 講談社現代新書
- 「ジュリアス・シーザー」シェークスピア 白水社
- 「マクベス」シェークスピア 新潮文庫
- 「オセロー」シェークスピア 新潮文庫
- 「リア王」シェークスピア 新潮文庫
- 「ハムレット」シェークスピア 旺文社文庫
- 「アーサー王の死」ちくま文庫
- 「数学入門」遠山啓 岩波新書
- 「わたしの好きなレコード」ドナルド・キーン 中公文庫
- 「からだで知る物理」栗田一良 講談社ブルーバックス
- 「物理学はいかに創られたか」アインシュタイン 岩波新書
- 「生物が一日一種消えてゆく―滅びの動物学」小原秀雄 講談社ブルーバックス
- 「ヒアリング上達法」森戸由久 講談社現代新書
- 「西欧文化の条件」井上泰男 講談社現代新書
- 「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ 岩波書店
- 「モモ」ミヒャエル・エンデ 岩波書店
- 「J. R. R. トールキン」ハンフリー・カーペンター 評論社
- 「ホビットの冒険」トールキン 岩波書店
- 「指輪物語」トールキン 評論社
- 「原子核の世界」森田正人 講談社ブルーバックス
- 「ウォーゲームハンドブック」ジェ-ムズ・F.ダニガン ホビージャパン
- 「量子力学の世界」片山泰久 講談社ブルーバックス
- 「相対性理論の世界」ジェームズ・A.コールマン 講談社ブルーバックス
- 「白い牙」ジャック・ロンドン 新潮文庫
- 「項羽と劉邦」司馬遼太郎 新潮文庫
- 「三国志の人物学」守屋洋 PHP文庫
- 「三国志の知恵」狩野直禎 講談社現代新書
- 「三国志」吉川英治 講談社文庫
- 「横井庄一のサバイバル極意書 もっと困れ!」横井庄一 小学館
- 「ネズミが地球を征服する?」日高敏隆 筑摩書房